京都の1世帯あたりの自家用乗用車普及台数は0.84台、かなり少ないです。また、人口の割には車両保有台数も少ないです。しかし、平成25年度の京都の交通事故発生件数は、11,387件と、全国的に見てやや多めです。なぜ京都府民は車をそれほど持っていないにも関わらず、事故の発生件数が多くなるのでしょうか?ご存知のとおり京都は日本を代表する観光地、年間約5000万人もの観光客が訪れます。そのため、京都の道路を走る車は、他県の車や観光客を乗せたバス・タクシーがとても多いです。特に紅葉の時期は、1年で最も観光客が多く、京都の道は大渋滞します。また、京都の道は碁盤の目のようになっており、一方通行がとても多いです。加えて道幅が狭い、路上駐車が多いなど、ドライバーにとっては運転しづらい道路状況になっているのが実情です。こうした事情から、地元民の多くは、自動車利用を敬遠し、徒歩や自転車を移動手段にしている傾向があります。しかしそれ故に、歩行者・自転車と車の接触事故が多くなってしまうのです。
前述したとおり、京都の道路は基本的にいつも渋滞しています。もしもそんな道で、急にバッテリーが上がってしまい車が止まってしまったら・・・と考えると、少し身震いする方もいらっしゃるのではないでしょうか。京都は夏暑く、冬寒いという典型的な盆地気候の特性をもっています。また、渋滞した道を走ることも多いので、バッテリーが上がる要素は十分にそろっています。たまにしか車には乗らないし、自分の車は関係ないだろう、と思っている方、そんな車こそ危険です。バッテリーが十分充電されていない状態になっているかもしれません。乗る頻度に関係なく、車をお持ちの方は常に車両状態を気にするようにしましょう。もし、車の調子があまり良くない、しばらく整備していない、整備について詳しくないという方は、整備工場に持って行き、プロに見てもらいましょう。保有台数は少なくとも、京都を走る車はとても多いです。そんな京都でも、安心安全なカーライフを送るために、しっかりと車を整備しておきましょう。